『むかしむかし、といっても、きのうのきのうくらいむかしのこと。』
あっという間に一週間が過ぎたけど、幸せなライブのはなし。クマガイマコトがやって来た。
私にとって、不思議な魅力の人。クマガイマコト氏。もう何度体感したかわからないライブの記念すべき一発目は、正直ピンと来なくて、失礼ながらあくびした記憶さえある。なのに二度目の経験に足を踏み入れたらフッとスッとストンと入ってきて、新しいものを見つけたみたいな、嬉々とするものがあった。自称4歳の彼はたぶん、『斜に構えなくてイイよ👌』って魔法をかける。わたしはその世界を信じたいから、魔法に身を委ねた。
生きるために、面の皮も心の外壁も随分と厚くなったけど、その殻はたまに脱ぎたい。無防備は痛いけど、自分の海は裸で泳ぎたい。自分の底へ潜っていく感覚はフリーダイビングのイメージで、クマガイマコトの“夜の底で魚になる”はわたしをそこへ誘ってくれる。
それをカタチにした。彼をイメージしたのではないのだけど、持ち主のもとへ帰ったかのように似合う。出来上がったときにも満足だったけど、彼の胸元に光る姿は格別の感動だった。感謝しかない!
喜んで受け取ってくれて、ありがとう。
ただ今、映画も作られているそうです。クマガイマコト氏曰く、『作品の一人歩き。』 わたしも、完成が楽しみ!
小さい頃に好きだった本の冒頭。
むかしむかし、といってもきのうのきのうくらいむかしのこと。
のもっときのうのこと。声が出ずに、『キャー❗』とか『ヒューーー❗』とか出来ずに大変だったクマガイマコトのライブのこと。